先週の金曜日に任意後見人制度のセミナーに行ってきました
- hitogunma
- 9月29日
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タイトルの通り、先週任意後見人についてのセミナーへ行ってきました。
セミナーを受けるまで、行政書士が後見人制度について携われる事ってあったかな?
と思っていました。
そもそも勘違いしていたのですが、成年後見人の法定後見人の話ではなく、任意後見人の制度の話でした。
法定後見人は親族等の申し立てにより家庭裁判所が選任するものですが、任意後見人とは本人が予め信頼できる人を選び決める事ができる制度です。
任意後見は法定後見とは違い、本人の意思を尊重し、代理権目録の範囲で自由に代理権を設定できます。
今回のセミナーは行政書士も任意後見人になり、財産管理等を任せられる役割を担えるという話でした。
任意後見人となる場合は、長い付き合いにもなる為、お互いの信頼や相性もかなり重要という内容でした。
確かにクライアントの財産を管理するのはかなり大変だとも思いますし、責任も重大になります。
行政書士の業務は全て責任重大であり、申請一つでもクライアントの人生がかかっていると日頃から思っておりますが、長い期間付き合いながら財産管理をしていくのも凄まじい責任が伴う契約だと思いました。
セミナーを受けて、任意後見には法定後見と違い、本人がする重大な契約等の取消権がない、お一人の方の場合は死後事務委任により葬儀や費用清算、住居解約なども必要という注意点も聞くことができました。
また、延命などの医療行為の同意については法定後見でも任意後見でもできないので、お一人の方の場合は医師との打ち合わせが必要となるという話も勉強になりました。
専門的な知識と倫理観を持ち、クライアントへの報告で透明性を担保し、クライアントの最善の利益を徹底していくことが行政書士には求められるが、行政書士も任意後見人として世の中の役に立てる、困っている方の助けになれるという内容のセミナーで全く知らなかった事を学ぶことができました。
これからも日々勉強して、様々な問題を抱える方のお役に立てるよう頑張っていこうと思います。